反抗期って何ですか。

『反抗期』とは、大人になるための通過儀礼とでもいうのでしょうか。

誰でも一度は通るべき道なのでしょう。

が、この私、反抗期を迎えたことがありません。

理由は大きく2つ。

1つは、反抗期全盛期の高校2年から大学3年まで、親と暮らしていなかったから。

つい最近まで、祖父と二人暮らしをしていました。

それと、反抗したい何時も、親が自宅にいませんでした。

生活の中に反抗するような材料がそもそもなかったのです。

特に支障なく育った私ですが、やはり反抗期がないというのは厄介だと最近思います。

まず、人に怒りをぶつけられないということです。

反抗期がないということは、他人に怒る事ができません。正確には、この感情が怒りなのか判断しかねるという事なのかもしれないですが。

身内にすら直接的な怒りを見せた事がなければ、もちろん他人にも見せるのを躊躇します。だって一度も理不尽に当たった事がないのですから。

反抗期とは、たとえ理不尽でも、一方的でも、自分の感情を露わにするための練習だったのかもしれません。

 

 

世の中、他人に迷惑をかけてはいけない。なんて、誰が教えたのでしょう。

迷惑かけて、迷惑かけられて、人は生きるのではないですか。

 

 

そういえば、私の友人も反抗期がなかったと言っている人はいました。

今の若い世代の人間は、反抗期を迎えなかったから、ネットで顔の見えないところで人を叩いてしまうんでしょうか。

そうだとしたら、

悲しい時代の性だと、私は思います。